2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『黒帯 KURO-OBI』

@第七藝術劇場。オープニングのパロディだと思わせかねないほどにアツイ映像。ぷっと吹き出しそうになって、まてよ、本気らしいぞ、と。娯楽作品として強制される予定調和を自覚的に演じているようにも見える映画だが、そうしたお約束からはみだしそうにな…

『アドルノ』

第4章をもっともおもしろく読んだ。以下はメモ。・全体性、他性の排除、客観の優位 アドルノは全体性を肯定的に使用することに敵意をいだいていたわけだが、それだけに彼が音楽に関してはこれほど歴然とそれに好意的であるのを見て、意外に思われるかもしれ…

玉江橋から堂島方面を望む

快晴。「現代美術の皮膚」展@国立国際美術館に寄ってから*1、高砂市総合体育館までロボコン近畿地区大会の応援に行くつもり*2。『アドルノ』(マーティン・ジェイ)を読み始める。 *1:何とかこっちは行けた。マーク・クイン「僕は君に息を飲む」は修復作業…

寮直

昨日に続いて今朝も朝焼けが美しい。紅く染まった秋らしい雲が空の多くを覆っていた。スポーツ大会。夕焼けもまた綺麗だったのを知っているのは今日が寮直のせい。夕食は、ポークソテートマトソース、フライドポテト、ブロッコリーのグラタン風、生野菜のサ…

師の夢

なんでも研究発表か何かで、師の説を剽窃してしまったらしい。どの部分かは不明なまま、静かにお叱りを受けている。わたしも師も何だか「らしくないなあ」なんてぼんやりと思いつつ、である。師は昨年に亡くなっている。

らしきもの、夢の翻訳

黒い太い夜ごと墓石を揉む右手

『ラブソングができるまで』

DVD

この恥ずかしさは、やはり私の恥ずかしさなのだろう。人を励ますのは難しいけれど、励まされるのは、やはりうれしい。

『娼婦と鯨』

DVD

なんで浜に打ちあげられるなんてヘマをやってしまったんだろう。目の後ろに銛を刺されたあの70年前のことは別としても、まったく同じ浜に再び、なんてね。それじゃあ、自分の運を試してでもいるのかって訊かれてもしょうがない。でも神秘が謎として置かれて…

『シティ・オブ・ゴッド』『イン・ディス・ワールド』

DVD

少年はその課程の半ばで高専の門を出て行った。一歩青年に近づいた顔をして。これが希望的観測でないことを祈る。 少年はふつうには大人のような力をもたない。しかしときに(とくには生き抜くという場面において)大人以上の力をもつことがある。一人の少年…