『明日、君がいない』

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@テアトル梅田。音響。幼稚園だろうか、幼い子供たちのはしゃぎ声が聞こえてくる。

「エレファント」との大きな違いは、登場人物たちの顔をアップで撮ったモノクロのインタヴュー映像が(複数の視点に加えて、複数の声が)随時挟まれていることだが、リアリティよりはそれを構築しようとする演出の手つきのほうが画面から滲みだしているようで、なんとも落ち着かない気持ちでいたのだが、じつはそれが、パフォーマンスを強いられがちな青年期というものを浮かびあがらせていた、ということなのかもしれない。[追記]
『2:37』、2006年、豪、ムラーリ・K・タルリ監督作品。